若い男にとって、勃起は自然現象みたいなもので、チ〇コに触れるような直接的な刺激がなくても、訳もなく勃起するものだ。

朝勃ちがそのいい例だ。

精通以降は、射精を目指して、意識的に勃起させるようになる。

オナニー・ライフのはじまりだ。

ところが、初めてセックスを経験し、女性の膣の中に勃起したチ〇コを差し込んでみると、勃起には違った意味があることを知る。

それは、きつく狭い膣の中にチ〇コを押し込むには、チ〇コを勃起させないと入れることができないということだ。

ここで初めて男は、勃起の意味を知る。オナニーによって射精するというのは、オスとしての本来の姿ではないことを知る。

射精は、あくまで女性の膣の中にチ〇コを挿入し、膣の中に放つものだ。ところが、射精するためには、膣の中に入れなければならない。そのためには勃起させなければならない。

もちろん、緩めの膣が十分に濡れていて、膣口を真上に向ければ、多少の柔らかいチ〇コでも挿入は可能である。

しかし通常は、硬くしないと入らないし、たとえ入れることはできても、満足な挿入をすることはできない。

逆に女性から見ると、男の勃起したチ〇コというのは、メスとして、本能的に体の奥にジーンとくるものがあるようだ。

小さくなっているチ〇コでも普通はなかなか見る機会がないが、勃起したチ〇コとなると、なおさらだ。

きっと処女であっても、勃起したチ〇コを見ると、あの棒状のものが、自分の膣の中に入ってくるということ、そして膣の中で精液を放出していくということは本能的に理解する。

だから女性は、勃起したチ〇コを見たとき、「勃起=私の膣にこれが入るんだ」とみるようだ。

だからこそ、女性は勃起したチ〇コを見てしまうと、それが頭から離れない。逆に男としては、女性に勃起したチ〇コを見せつけるだけでも、前戯として大きな効果がある。